今回、マツダ・デミオの新車を値引き購入した体験談を提供してくれたのは、青森県弘前市在住の39歳の男性です。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIからの乗り換えで、マツダ・デミオを購入したようです。
最初、下取り価格が5万円だったのが、担当してくれた方が上司に交渉してくれて20万円の価格が付いたとのことでした。
これはディーラー店の営業手法の一つで、この男性もわかっているようですが、満足したとのことでよかったと思います。
ですが、全体的にもっと得をしたい場合、まずはカーオークションで車の相場を確かめておくことをオススメします。
そうすることで、ディーラーとの値引き交渉にも使えますし、高い買取金額で提示されれば、その場で売却もできます。
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下取りありで、マツダ・デミオの新車を値引き購入した体験談
性別 | 男性 |
年齢 | 39歳 |
住所 | 青森県弘前市 |
値引き購入した車 | デミオ(マツダ) |
車の色 | 白 |
年式 | 2016年式 |
グレード | XDツーリング |
型式 | DJ5FS |
マツダ・デミオの購入を検討
もともと所有していた2006年式フォルクスワーゲンゴルフGTIの車検が近づいていたこと、駆動方式がFFのため雪国では冬にスタックすることがままあり、次は4WDの車にしたいという希望があり、同じハッチバックタイプの車の中でかねてから購入者やマスコミの評判の高かった現行デミオを検討しました。
マツダオートザムでデミオに試乗
青森県弘前市のマツダオートザムにてデミオに試乗をしたところ、新車価格で倍近いゴルフGTIと遜色ない乗り味や内装のすばらしさ、ユーティリティはデザインのため多少犠牲にされているとはいえ、5ナンバーBセグメントの車としては全く不満を感じさせないレベルで、また当該店の営業の方も大変熱心な方で、またよく勉強されており、当時の私の愛車ゴルフや、同メーカーのポロなどの長所を踏まえたうえで、例えば「収納の広さに関してはゴルフが上ですが、この車の場合は深さがあります」などのように彼我との差異と短所も含めて包み隠さず正直にアピールしてくださるところに誠実さを感じ、「ではこのお店でデミオを買おう」と購入を決意しました。
ただその当時デミオは大変な人気車両で、納車も2か月待ちとのことで、値引きも厳しいものがあるということでした。
予算としては250万円程度で考えていたのですが、見積もりは270万円弱。
どうしても250万円までは下げられないということで、残念に思いながらも、かつては値引き攻勢で有名だったマツダが、商品の質で勝負していく方向にシフトしたのだな、と頼もしく感じました。
下取りに価格を乗せてデミオを値引き
しかし、先方の営業さんが「お車の下取りに価格を乗せて250万円まで下がらないか上のものに掛け合います」と言ってくださいました。
最初の下取り額は5万円程度でした。
また、他の下取り専門店3店で査定をしていただいてもその程度。
お店によっては値段をつけられないとも言われたので、走行距離や年式、またキズなどの状態を考えてもその査定額で致し方ない、とあきらめていました。
それでも彼は「こんなに車が好きな方が大事に乗ってくださった車を下取りするのですから、何とかして見せます」と、彼自ら再度の査定を行い、アピールポイントを事細かに写真に収め、キズ・ヨゴレの補修にかかる費用を再算出するなどデータをそろえて上の方に交渉してくださり、何とか下取り額の上乗せによる値引きを認めてもらうことに成功しました。
私は値引きが成功して、安くデミオを手に入れられたこと以上に、今まで車を大事に乗っていたことを認めてくれたことをとてもうれしく思えました。
もしかしたら、その「査定額を上乗せする」という一連の流れ自体が彼らの「お芝居」、台本であった可能性も否定できません。
しかし、安易に値引きという形をとるのではなく、しっかりと車を再査定するという手間をかけてくれたこと、そして他車の自動車とはいえ、顧客の愛車を決して悪く言わず、とにかくいいところを探そうとする姿勢が、本当に車が好きな人が車を売っていると感じ感動すら覚えました。
営業さん曰く
礼を言う私に営業さんは「高く売れる車であれば、高く下取りさせていただくことができます。大事に乗ってくださったのですから当然です。むしろこの程度で申し訳ないほどです」と謙遜されていましたが、購入後、点検でお店にお邪魔したある時ガレージの中でしっかり補修を受けているかつての愛車に、あれは単なる方便ではなく、本当に車の価値を高めて、高く売れるのだという自信をしめした行動だったのだと目頭が熱くなりました。
デミオという車は決して高級ではありません。
しかし、細部に至るまで工夫が行き届いており、とても誠実で上質な車だと感じています。
この車のハンドルを握るたびに、あの時のマツダスタッフたちの誠実さを思い出すのです。