車の買取では競合他社との相見積もりが必須です。
もちろん、車を高く売りたくないのであれば別ですが、誰しもがなるべく高く売りたいはずです。
にもかかわらず、競合他社との相見積もりをせずに１社だけに買取の依頼を出すのは非常にもったいないことです。
このページでは、車の買取では、なぜ競合他社との相見積もりが必須なのか、その理由を解説します。
車の買取では競合他社との相見積もりが必須な３つの理由
悪徳業者に騙されない
競合他社との相見見積もりをせずに１社だけに車の買取を依頼すると、その業者が悪徳である可能性があります。
まだ市場価値がある車なのにもかかわらず、廃車にするしかないと嘘を言われ、廃車費用を請求されたり、著しく低い査定金額を言われてしまう可能性があります。
そんなのは最初から相場を調べておけば騙されないと思ってはいけません。
悪徳業者はそれで生活している訳ですから、口が上手く、いかにその車に価値がないのか、正しい情報と間違った情報を交えて説明してきます。
あなたが車のプロであれば、そんな嘘は簡単に見抜くことができるかもしれませんが、多くはただ車を利用している一般人です。
そうなってくると、なかなか悪徳業者の嘘を見抜くのは難しいです。
しかしながら、競合他社との相見積もりをすれば話は別です。
数字として、車の買取金額がはっきりと出ますので、高く見積もりをしてくれた業者に売ればいいのです。
安心できる大手１社に買取を依頼するよりも、数字で車の価値を判断した方が賢明です。
足元を見られない
車の買取で競合他社との相見積もりがないと、足元を見られる可能性が高いです。
業者は、買取した車を専門業者だけが参加できるオートオークションに出品するか、自社の店舗で再販するか、大まかに分けるとそのどちらかです。
どちらも転売することで利益を出します。
それ故に、買取した車の金額が安ければ安いほど利益を出すことができるということです。
つまり、車の買取業者はいかにしてユーザーから安く買うのかを考えているということです。
にもかかわらず、競合他社との相見積もりもせずに１社だけに査定を依頼していては、そこまで高く車が売れることに関心がないお客さんだと思われ、足元を見られてしまう可能性が高いです。
しかしながら、競合他社との相見積もりをして、他社の見積もりもあれば、下手な査定金額は言えません。
足元を見られることなく、車の買取ができます。
車の買取金額の交渉が上手くいく
競合他社との相見積もりをすれば、車の買取金額の交渉が上手くいく可能性が高いです。
もちろん、１社だけの査定でも交渉自体は可能ですが、査定を依頼しているのがその業者だけだとわかると、そこまで高くしなくても売ってくれると思われ、そこまで買取金額が上がらない可能性が高いです。
しかしながら、例えば他社で100万円の査定金額が出ている車で、90万円の査定をしても、その業者で売ってくれる訳がありませんので、交渉で100万円以上にできる可能性は高いという訳です。
もしも100万円以上の査定金額にしてくれなければ売らないと言えば、それほど強い交渉はないということです。
車の買取での競合他社とはどこ？
車の買取では、ディーラーでの下取りよりも買取専門店で売る方が高く売却できる可能性が高いです。
そのため、車の買取での競合他社とは買取専門店を指します。
もちろん、車を買うディーラーでの下取り査定してはいけないということではありません。
むしろ、積極的に見積もりを出してもらう店は増やした方がいいです。
ですが、買取専門店で査定をしてもらわず、ディーラーだけで査定をしてもらうのは避けた方がいいでしょう。
車の買取専門店にどれくらい依頼すればいいのかですが、多ければ多いほど高く売れる可能性が高いため、２社よりも３社、３社よりも５社に依頼した方がいいでしょう。
ですが、時間や手間の関係もありますので、そこは各自次第です。
最もやってはいけないことは、競合他社との査定の約束があるにもかかわらず、１社目で決めてしまうことです。
１社目は、今だけこの査定金額と言ったり、色々な営業トークで買取を提案してきますが、競合他社との比較ができないため、そこで決めてしまうのはもったいないです。
今だけと言いながら、他社と比較した後で決めたいと言えば、大抵は期間が延びます。
査定員の営業トークに流されないように、しっかりと競合他社の見積もり金額を比較するようにしましょう。