普通自動車の買取に必要な書類
- 自動車検査証(現住所と氏名が印鑑登録証明書と異なる場合は、住民票、戸籍の附票、住民票の除票、戸籍謄本などが必要。詳しくは、下記参照。)
- 印鑑登録証明書(買取店によって異なるが、およそ発行から1ヶ月以内のもの)×2枚
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書(有効期限を確認)
- 実印(印鑑登録した印鑑)
- 振込口座情報
- リサイクル券(預託済みの場合)
1.自動車検査証(車検証)
自動車検査証(車検証)とは、愛車の所有者や使用者を公証したり、検査の時点で自動車保安基準に通ったことを証明する公文書です。
自動車登録番号又は車両番号、登録年月日/交付年月日、自動車の種別、用途、自家用・事業用の別、車体の形状、車名、乗車定員、最大積載量、車両重量、車両総重量、車台番号、長さ、幅、高さ、前前軸重、前後軸重、後前軸重、後後軸重、型式、原動機の型式、排気量又は定格出力、燃料の種類、型式指定番号、種別区分番号、所有者の氏名又は名称、所有者の住所、使用者の住所、使用の本拠の位置、有効期限の満了する日、備考が記載されています。
車買取で必要な書類なのですが、引っ越しなどで、その所有者の住所と印鑑登録証明書の住所が異なる場合は、別途、住民票が必要です。
住民票は住民登録している市役所(区役所)で取得できます。
二度以上、引っ越している場合は戸籍の附票(こせきのふひょう)または住民票の除票を用意して下さい。
戸籍の附票は、本籍地の市役所(区役所)で取得でき、住民票の除票は以前住んでいた市役所(区役所)で取得できます。
自動車検査証(車検証)を紛失した場合
自動車検査証(車検証)を紛失した場合、登録した陸運局で再発行可能です。
【参考】国土交通省「全国運輸支局等のご案内」から管轄の陸運局を探す
再発行には、再交付申請手数料と申請書の用紙代が掛かります。
再交付申請手数料が300円で、申請書の用紙代は100円程度掛かります。
自分で再発行せずに、お店に依頼する場合は代行料が掛かります。
代行料は3,000~5,000円程度掛かるので、自分でやったほうがお得です。
2.印鑑登録証明書
印鑑登録証明書は、市役所(区役所)などで発行してもらえます。
すでに実印登録しているのであれば、印鑑登録証、または印鑑登録カードを持参しましょう。
それで、印鑑登録証明書を発行できます。
手数料は地域によって異なりますが、数百円です。
実印登録をしていない方は、まずは印鑑登録からする必要があります。
持ち物は、実印と身分証明書です。
実印は、100均の印鑑でも大丈夫なこともあるようですが、大事なものですので、しっかりしたものを用意したほうが無難です。
車買取の時には、発行から1ヶ月以内の印鑑登録証明書を用意しましょう。
これは、車買取店によっては2ヶ月以内の店もありますが、1ヶ月以内であれば安心です。
3.自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は、法律によって義務付けられている自動車損害賠償責任保険に加入すると発行される書類です。
自賠責保険証明書を携帯していなかったら、車を運転できませんので、車内のグローブボックスや助手席の前の収納スペースなどに入れられていると思うので確認してみましょう。
自賠責保険証明書を紛失した場合
自賠責保険証明書がないと車の売却はできません。
ですので、紛失した場合は再発行する必要があります。
契約している保険会社に、自賠責保険証明書を再交付してもらえるよう電話して下さい。
その場合、自賠責保険証明書再交付申請書を記入することと、身分証明書が必要です。
契約している保険会社を忘れてしまった場合、任意保険に加入している会社に電話してみて下さい。
それでもわからない場合は、車を購入したディーラー店に聞いてみましょう。
4.自動車税納税証明書
自動車税納税証明書とは、毎年5月に自動車税事務所や都税総合事務センターから送付される証明書です。
自動車納税通知書と一緒に送られてくるので、同じ場所に保管されているかもしれません。
自動車税がしっかりと納税されているか確認するためのものです。
車買取でチェックするべポイントは、有効期限が切れていないか、受領印が押されているかです。
自動車税が未納であれば、基本的に車の売却はできません。
車の登録を抹消して、新たな所有者に渡る時に再登録する方法で未納であっても売却できる方法は存在しますが、このような手続きを行ってくれる買取業者を探す必要があります。
もちろん、車売却ができるからといって、税金を払わずに済むかといったらそんなことはありません。
後から、納付書が届く仕組みになっています。延滞税も掛かります。
ですので、早めに「金融機関」、「自動車税事務所」、「各県税事務所」、「市区町村税務課」などで支払いを済ませましょう。
自動車税納税証明書を紛失した場合
自動車税納税証明書は、紛失しやすい書類の一つです。
紛失してしまった場合は、再発行してもらいましょう。
各都道府県の税事務所にお願いすれば、手数料不要で再発行可能です。
軽自動車の場合は、市区役所にお願いしましょう。
5.実印
印鑑登録した印鑑のことです。
6.振込口座情報
車を売却したお金を振り込む口座情報が必要です。
7.リサイクル券
リサイクル券は車の購入時に、リサイクル料を支払ったことを証明するものです。
紛失してしまった場合は、自動車リサイクルシステムからかんたんに印刷できます。
その場合、車検証記載の情報を入力する必要がありますので、車検証を用意しましょう。
リサイクル券はリサイクル料を返金するために、必要です。
ただ、買取の査定金額に含まれることが一般的ですので、気づかない人もいるかもしれません。
軽自動車の買取に必要な書類
- 自動車検査証(現住所と氏名が印鑑登録証明書と異なる場合は、住民票、戸籍の附票、住民票の除票、戸籍謄本などが必要。詳しくは、下記参照。)
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車税納税証明書(有効期限を確認)
- 印鑑(認印でも可能)
- 振込口座情報
- リサイクル券(預託済みの場合)
1.2.3.5.6に関しては、普通自動車の買取に必要な書類の場所をチェックして下さい。
4.印鑑(認印でも可能)
軽自動車の買取に必要なものに、印鑑があります。
これは、実印ではなくても大丈夫です。
認印でも可能です。シャチハタはNGだと思ってください。
普通自動車と軽自動車買取の必要書類の違い
上の2つを比較してみるとわかるのですが、軽自動車の買取においては、基本的に印鑑登録証明書は必要ありません。
それに、軽自動車の場合は印鑑も実印である必要はなく、認印でも可能です。
これは、登録時に普通自動車では印鑑証明書と実印による署名捺印が必要でありますが、軽自動車では必要ないことからきています。
普通自動車は資産としてみなされますが、軽自動車はそうではないので、その辺りが手続き上の違いになって表れています。
ただし、買取店によっては軽自動車でも、印鑑登録証明書を提出するよう言われるところもあります。
その時は、その買取店に売却しない決定もできます。
査定額が一番高く出て、その買取店に売却したい時は印鑑証明書も用意しましょう。