自動車の慣らし運転とは
自動車の慣らし運転とは、新車で購入した時に、本格的に乗る前の足慣らしのことです。
人間でいうところの準備運動のようなものです。
準備運動なしで、いきなり全速力で走ったら、怪我をしてしまうことに似ています。
車ではエンジンの高回転が、人間では全速力で走ることと考えればわかりやすかもしれません。
ただ、車と人間は違います。
車は機械で、人間は生き物です。
ですので、最近の車は精密に製造されており、慣らし運転は必要ないといった意見もあります。
慣らし運転は不要?必要?
今の車であれば、慣らし運転は不要と回答する自動車はメーカーが多いです。
ですので、そこまで神経質になる必要はありません。
ただ、どこの自動車メーカーも慣らし運転をすることがダメだとは言っていません。
むしろ、良好なコンディションを維持したり、性能を十分に発揮させるために、慣らし運転を勧めているメーカーがほとんどです。
絶対に必要かといえば、そんなことはないですが、不要とも言い切れないというのが現状だと思います。
またタイヤメーカーのブリヂストンもならし走行のメリットを説いています。
ならし走行することで、タイヤの故障耐久性が向上し、本来の性能を引き出すことができます。
慣らし運転の方法
慣らし運転の方法は、エンジンに負荷を掛けない走りをすることです。
急発進、急加速には特に気を付けましょう。
また走行距離によって、徐々にエンジンの回転数を上げていき、慣らすという方法もあります。
最初の100~500kmぐらいまでは一般道でゆっくり走り、500km~1000km、1000km~2000km、2000km~3000kmと徐々に高速道路などを利用して、速度を上げていきます。
その時の注意点としては、徐々に速度を上げるということです。
急発進、急加速は避けた方がいいです。
また急ブレーキも車の性能を良い状態に保つためには、オススメしません。
それと、慣らし運転の方法ではないですが、エンジンオイルとオイルフィルターの交換は1000km、3000kmの時点で行うのがオススメです。
というのも、新車の状態から慣らし運転をすると、鉄粉(アルミ粉)が出てくるからです。
最新の車であれば精密になっているため、鉄粉(アルミ粉)が出る量は少ないですが、エンジンオイルを交換しても損はありません。